インプロ―ジョン/フラッディング法

不安障害克服
point of view


インプロ―ジョン/フラッディング法とは

インプロ―ジョン/フラッディング法」は恐怖・不安を除去するために使用される暴露療法の一つです。

この手法はERPや系統的脱感作のように、不安・恐怖の刺激を与える対象(条件刺激)に徐々に刺激の弱いものから時間をかけて慣らしていく手法とは対照的に、最初から刺激の強いものに長時間暴露させていくことを特徴としています。
急激な刺激を与えるため、恐怖・不安を増幅させるリスクが高い反面、上手くいけば短時間で終わらせるメリットがあります。

実体験により、いきなり強い刺激を与えるものが「フラッディング法」であり、最高レベルの恐怖・不安をイメージで刺激を与えるものが「インプロ―ジョン法」です。
インプロージョン法では、治癒的効果が確認できるというエビデンスが確立されていませんが、フラッディング法の実施前にリスク低減のために行っておくと有用とも考えられています。
今日では、いきなり強い不安・恐怖を刺激する方法でなく、弱いものから強いものへ段階的に暴露するERPの方が効果的とされています。

効果のあるとされる精神疾患

強迫性障害、パニック障害、PTSD、各種の恐怖症や不安症
蛇,ゴキブリ,乗物など特定対象のある恐怖症状治療によく使われる。

例)
 ‧ 潔癖症(汚いと感じるものに触れない、手をずっと洗ってしまう
 ‧ 確認強迫・・玄関のドアやガスの確認を何度もしてしまう
 ‧ 縁起強迫・・物事を進める前に様々な儀式をしてしまう
 ‧ 不完全恐怖・・配置が自分が決めた通りになっていないといけない
 ‧ 強迫性緩慢・・一つ一つの動作を頭の中で確認してしまう
 ‧ 収集癖・・集めたものを捨てられずごみ屋敷になっている

実践方法

①インプロ―ジョン
 最高レベル強度の不安を長時間イメージングし予行演習
             ↓
②フラッディング法
 直接体験により長時間強い不安を経験する。 

実践例

潔癖症の例)

①インプロ―ジョン法
最も触るのが嫌なもの(便器など)を想像する。

②フラッディング法
便器を手で触り、その手で、自分の顔や衣服、鞄、ベッドなどを触る。
                ↓
パニック状態になり、しばらく落ち着かなくなる(強迫観念)
                ↓
身体を洗いたいという強迫行為を長時間抑えていく。

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