HSP(ハイリーセンシティブパーソン)の気質的な特徴について

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はじめに

HSP特性を持つ人は感受性が強く、この特性をもつからといってデメリット要因ばかりにいくわけではありません。
感受性が強いことから、よくも悪くも環境に影響を受けやすいという点が挙げられます。
好ましい環境に置かれると、その感受性能力を伸ばすことができ、逆にネガティブな環境におかれるとその影響を人一倍強く受けてしまい、不安、緊張を感じやすく精神疾患に繋がる恐れもあります。

よく、「HSPの人は生きづらい」とも言われていますが、生きづらさのラベルでもありません。
生きづらさの原因は、後天的に家庭環境や学校生活、社会生活などでネガティブな環境に置かれてしまった結果によるものかと考えられます。
ポジティブで自分に適した環境、スキルを身に着け、自分にあった生き方に身をおくことで、生きづらさも解消されていくでしょう。

そんなHSPの気質の特徴についていくつかあげていきたいと思います。

HSP(ハイリーセンシティブパーソン)の気質の特徴

人の気持ちの影響を受けやすい

人の気持ちも自分の気持ちと同じレベルで感じ取ることができる能力があるため、人の気持ちと自分の気持ちのあいだに境界線をひくことができにくいことで起こります。
楽しい話には共感し、気分も高まりますが、人の不幸話、悩み事を聞くと自分までもが影響を受けてしまい、自身の気持ちまでもがどんよりとした暗い気分におちこんでしまうことも。
他人事なのに、まるで自分の悩みのように感じてしまうかもしれませんね。

感覚的に疲れやすい

HSPは刺激を受け取る島皮質が敏感で、中枢神経に刺激信号が伝わりやすい体質で自律神経が乱れやすいためと考えられます。
穏やかで好ましい環境におかれた場合は、それほど身体的に問題は生じないと考えられますが、大人になり社会にでて競争の激しいストレス環境や、人前にでる機会が増える環境下に置かれると人一倍疲れやすさを感じることでしょう。

小さい頃から疎外感がある

感受性が好ましい方向にいけば高い能力を開花させてくれるものですが、家庭あるいは学校生活で親や友達に何気ないちょっとした言葉でも傷つきやすく、
 「自分がいけないんだ」
 「私と関わると相手に悪い」
 「空気を乱してしまいそうだから言葉は控えよう」
とあれこれと考えてしまうようです。
そんなきっかけから、人見知りにもなりやすく、自分を抑え込んでしまい何等か疎外感を感じていく人も多いようです。
本当は、人の気持ちや状況は理解していても気づかないふりをしたりするので、他人からみると誤解されて
「冷たい人」
「何を考えているのかわからない」
というレッテルを貼られてしまうことも。
少し、自己主張していくほうがいいかもしれませんね。

争いを好まない

HSPの人は温和的で、概して良心的だと言われます。
自己修練、向上心が高く頑張る人は多くとも、争いや競争が苦手なタイプが多く、「戦いに勝つ」、ということに意義を見出せない人が多いようです。
そのため、サラリーマンといった出世競争社会はHSPの理想とかけ離れた世界であり、生きづらさを感じてしまうこともあるかもしれません。

大人数の中で気疲れする

HSPの人は、集団が苦手という特徴があります。
「仲がいい人がいても、せいぜい2時間が限界」
「疲れやすいので人とわいわいするよりも1人の時間のほうが好きだから」
「大勢でいても苦手な人がいると疲れる」
などなど。
そのため、交友関係も狭く深く付き合う傾向にあるようです。
また、人に一気に注目されたり、知らない人たちの前でしゃべったり自分を表現したりすることはストレスとなり、身体の凍りつきを起こすという人も多いようです。

不安を感じやすい


HSPとしての強い特徴を持っている人の脳は、扁桃体という、自分にとって危険かどうかを判断する働きが生まれつき強く、不安や恐怖を感じる神経回路も敏感に働いています。
そのため、人一倍不安を感じやすく、緊張したり、鬱的な気分に陥りやすい傾向があるようです。
事前に失敗しないように何度も練習を重ねたり、頭の中でシュミレーションしたり、あるいは将来のことを考えすぎ夜も眠れなくなることも・・。

哲学的なもの、あるいはスピリチュアル的なものに興味がある


HSPの人がストレスを受けると解離性障害あるいはPTSDを発症しやすいとも言われています。
解離性障害を受けると、空虚感、無気力感が、PTSDを受けると自意識が強くなり不安が高まります。
トラウマ(解離性障害/PTSD)が強い人はトラウマを克服しようと哲学的なものあるいは、スピリチュアル的なものに興味を示しやすくなるようです。

自然の多い環境が好き(ナチュラリスト)


刺激を感じる島皮質が活発であるために目に見えない刺激に敏感で、電磁波、騒音、人混みの多い場所が苦手な人が多いといわれています。
だから自然の中で、身体と心をリセットし、自然のエネルギーに包まれ気疲れを癒したいナチュラリストも。
1人行動が好きなので、1人で旅行を楽しむ人も多い傾向があります。

動物が好きで手なずけるのが上手い


動物が好きな人が多く、猫を飼っている確率が高いようです。
動物の気持ちが分かり、手なずけるのも上手いのですが、愛着が強い分ペットが亡くなると我が子のように強い悲しみを感じてしまうこともあります。

自己肯定感が低い

アーロン博士によると、多くのHSPは自己肯定感が低い傾向にあるのだそうです。
理由としては、感受性の強さを多数派の非HSPと比較され、「人見知り」「すぐ泣く」「繊細すぎる」などと言われた経験から、劣等感を覚えるようになったことが挙げられます。

刺激の強いものが苦手

刺激に敏感なため、何等かの強すぎる刺激が苦手な人が多いようです。
騒音が好きという人はあまりいないと思いますが、怒鳴り声、大きな声が苦手であったり、サイレンを聞くと驚いたり不快感を感じることもあります。
また、眩しい光、電磁波、気圧の変化、カフェインによっても体調や精神状態が左右されることもあります。
特に痛みに対して特に敏感で、注射の針をみるだけで出血しないか不安になりぞっとすることも。
採血は苦手かもしれません。。

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