HSP(ハイリーセンシティブパーソン)の4つの特性DOES(ダズ)について

hsp

はじめに

HSP(The Highly Senstive Person)とは、日本語で「感受性の高い人」という意味になります。 HSPの提唱者エレイン・N・アーロン博士は「繊細で敏感」と表現していますが、他人から「内向的」「人見知り」とネガティブに捉えられてしまうことがあります。 感受性のもつ強さは人それぞれで、ただ感受性が強いだけではHSPということにはなりません。 アーロン博士は、HSPなら持っている「共通する4つの特性」を定義しました。 これらの4つの頭文字を取って「D.O.E.S(ダズ、ドゥーズ」と名付けました。 これらは繊細で敏感なHSPの性格を形作る要素ではありますが、内向性・外向性との直接的な関りはありません。 今回は「DOES」についてまとめています。 HSP(ハイリーセンシティブパーソン)とは

HSPの4つの特性DOES(ダズ)

「DOES」は以下の4つの英語の頭文字からきています。 一つでも特徴が当てはまらない場合はHSPに該当しないそうです。
Depth of processing:処理の深さ ・Over stimulation :刺激過多になりやすい ・Emotional responsiveness & Empathy:感情反応の強さと高い共感性 ・Sensitive to subtleties :微妙なことへの敏感さ
例えば、嗅覚が鋭く、人一倍臭いが敏感でも、あまり深く物事を考えず短絡的に行動する人はHSPに当てはまらないことになります。 それでは、ひとつずつその内容をみていきましょう。

D:処理の深さ

HSPの人は、視覚・聴覚・触覚などの五感を通して入ってくる様々な情報を関連付けながら深く処理します。 多面的な視点で論理的に物事を考えて決断を下すので、これから起こることを正確に予測する能力に優れています。 深く論理的に物事を考える哲学者、科学者 一方で逆に、わずかな情報からすぐ決断を下すことが苦手なため、スピードが要求されるような環境においてはストレスを抱えてしまうことも。
・一を聞いて、十のことを想像し、考えられる ・調べ物をはじめると深く掘り下げ、その知識の広さを周りに驚かれる ・お世辞や嘲笑をすぐに見抜いてしまう ・物事を始めるまでにあれこれ考え、時間がかかる ・その場限りの快楽よりも、生き方や哲学的なものごとに興味があり、浅い人間や話が嫌い

    HSPは物事を深くじっくり考える

HSPは浅はかな人間は嫌い

O:刺激過多になりやすい

HSPの人は、刺激を感じ取る脳の大脳皮質領域にある「島皮質」の活動が活発といわれています。 そのため、音、光、電磁波、痛み、臭いといった刺激に敏感で、ストレス信号にも敏感で、周囲の人達と比較しても人一倍疲れを感じやすい体質ともいえます。 大きな音、強い光や香りも苦手であるため、人の多い賑やかな場所よりも、自然の多い場所、人気の少ない静かな場所を好む傾向があります。
・人混みや大きな音が苦手 ・友達との時間は楽しいものの、気疲れしやすく帰宅すると、どっと疲れている ・映画や音楽、本などの芸術作品に感動して涙を流すことが多い ・人の些細な言葉に傷つき、いつまでも忘れられない ・世間的に些細なことでも過剰に驚いてしまう
静かで自然が多い場所が好き

大勢での賑やかな会食、飲み会などは苦手

E:感情反応の強さと高い共感性

HSPタイプの人は他人の感情、気分に影響され、それに反応して左右されてしまう傾向があります。 例えば、怒られている人を見ると全く関係ないのにまるで自分の事で怒られているかのように苦しくなったり、暗い雰囲気に飲み込まれてひどく気分が落ち込んでしまったりといった感じです。 そのバックグラウンドには、幼い頃に親の夫婦喧嘩を見てイヤな光景をみたり、他人を思いやるような道徳的な躾け、あるいは、いじめを受けてイヤな経験をしてきたことがあるからなのかもしれません。 HSPの優しさや思いやりの強さ、喜びや感動を人一倍強く感じられる点も、感情反応の強さに起因するHSPの長所であると考えられます。
・人が怒られていると自分のことのように感じ、傷ついたり、お腹が痛くなったりする ・悲しい映画や本などの登場人物に感情移入し、自分も傷ついてしまう ・人のちょっとした仕草、目線、声音などに敏感で、機嫌や考えがわかる ・言葉を話せない幼児や動物の気持ちも察することができる
人が怒られていると心が痛む

人をいじめたり暴力シーンが嫌い

S:微妙なことへの敏感さ

HSPの人は、他の人が気づかないような物事のわずかな変化を察知する能力に長けています。 人間関係においては、話し相手の声のトーンや表情の些細な変化に気づき、その感情を意図せず察してしまうこともあります。 また、脳内の直観細胞が発達しており、直観あるいは第六感に優れている特徴もあります。 例えば、ちょっとした人の声のトーン、表情から 「今気がたっているな。近寄らないほうがいいかもしれない」 「今忙しそうだから、あとから話しかけよう」 あるいはお昼時で電話する場合でも、 「今電話すると、食事中だからちょっとずらして電話しよう」 といった感じです。 相手の配慮を心掛けてやっているのに、非HSPの人からみると、「何ぐずぐずやってんだ!」と思われることもあるかもしれません。
・冷蔵庫の機械音や時計の音が気になってしまう ・強い光や日光のまぶしさなどが苦手 ・コンビニの匂い、タバコの臭いで気分が悪くなる ・カフェインや添加物に敏感に反応してしまう ・肌着のタグなどチクチクする素材が我慢できないほど気になる ・第六感や直観に優れている

強い光、電磁波、臭いなどが苦手自然派思考

職場などの騒がしい場所だと落ち着かない

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