社交不安障害(SAD あがり症)体験記
私だけでなく、自分の内面的弱点を克服するために、様々なことにチェレンジしてきたことだろう。
私の場合は、「自己啓発セミナー」「瞑想」「カウンセリング」「マインドフルネス」「催眠療法」「話し方セミナー」などと行ってきた。
その体験記について。
精神科医からは「社会不安障害(SAD)」だと診断された。
精神科の診断名では「あがり症」とはいわないそうだ。
カウンセラーは「あがり症」といい、催眠療法士からは「対人恐怖症」、さらに人によっては「適応障害」「自律神経失調症」と言われる。
診断名は様々なれども結局どれも間違ってはおらず、治療する人によって名称が変わってくるだけだった。これは、うつ病などの診断名でも同じように、名称については細かくこだわらなくてもいいみたいです。基本はすべて、神経系統に問題がある。。という点で共通している。
学生の頃までは、なんとか勉強でいい点さえとれればよかった。
しかし、だんだんと、スピーチ、発表、プレゼンなど避けて通れないものが多くなってくる。
ここで極度の苦手意識を持って逃げ回ってしまうと、一生を棒に振ってしまう恐れがあります。自分本来の能力や資質を活かすことができない悔しさや憤りをどこにぶつけてもいいかわからないまま、時間と心の健康を残っている人は多くいます。
人は良く思われたい、恥をかきたくないという感情があるので、うまくやらなくてはいけない場面になると必ずあがってしまいます。あがり症が気になってしまうと苦しみに変わり、仕事や様々な夢や目標、日常生活さえ支障をきたしてしまうほど深い影を落としていくことになります。
誰でもあがることはありますが、生活に支障がない場合はあがり症ではありません。
普通に暮らせる人なら、一時的に緊張したりあがったりするかもしれない。
あがり症の人は、普段からも無意識的に緊張し、自律神経が乱れ疲れやすくもなっています。
数か月先に嫌なイベントがあると、そのことで頭がいっぱい。将来もプレゼンをやることを考えるとそのことを思い出すだけで憂鬱になってしまう・・。
あがり症とそうでない人の違いは「予期不安」があるかないかもある。
そのため先の事を考えすぎてしまい、不安と緊張が絶えず続くことが社会人になって起こるようになった。
会議、食事においても常に何か話さねばと緊張しっぱなし。
その間中ずっと心臓はどきどきし、時が流れる時間が長い。その時間もキャリアを積むごとにつれ回数が増えていく。回数を重ねていけば慣れるといわれているものの失敗とあがりの経験が増えていくばかりで全く改善されず、むしろ病的になっていた。
会議の前日は生きた心地もせず、不眠になるほど追い詰められていました。
あがる場面じゃなかったら、普通にしゃべれるんですが、注目されるような場面になるとパニック。
頭が真っ白になって冷汗がだらだらでて声も震えてしまいます。
どんなに、前日頭の前でシュミレーションしていても、自信になるどころか自信喪失を重ねていきます。
このあがり症は恋愛においても現れます。
女性と話すと緊張して上手く話せずしどろもどろ。
そのため女性と話すのが苦手で結婚など程遠い状態。
人前で「話す」という行為は、社会生活において最低限の行為。
そこに弱点があると、社会生活を送ることがコンプレックスの連続になっていきます。
ずっと悩んだままだと、何もなくても落ち込みが続いていき、しまいにはうつ病になったりもしてしまう。攻めていこうとしても、心は打ち砕かれてしまい攻めることができず、逃げと守りの人生になっていく。成長もできないので、いっそうジレンマに入っていきました。
社交不安障害(SAD)あがり症対策 ~いろいろやったこと~
あがり症克服のために話し方教室に通ったり自己啓発セミナーにも参加。
しかし、人と比較してしまうと、自分で出来の悪さで逆に自信喪失。
そして、自律神経の問題だと森田療法や催眠療法でリラックスさせることも続けました。
しかし、それだけでは不十分で、精神科にいき抗不安剤(デパス)を服用。
抗不安薬は飲むと、気分が落ち着き落ち着かせることができたので、会議、プレゼンなどの前には抗不安薬を利用していました。しかし、やがて耐性がついて効果が弱まっていき処方量が増加・・。
薬についての知識は全くなかったので、安易に常用していました。
やがて、副作用が強く現れ、薬をやめようとすると動悸がして急に不安が増加。
これが離脱症状だということを知ったのが後の祭りで、薬の服用を止めることが難しい身体になっていた。
そして、抗不安薬(ベンゾジアゼピン系)の薬の長期服用は命をも落としかねない恐ろしい薬だと知りなんとかしたいと考えていたところ、サザナミさんのHPをみつけて「Natural Selfcare Program」を知り利用してみることにしました。
「Natural Selfcare Program」での社交不安障害(SAD)克服
人はなぜあがるのか?
あがる人とあがりにくい人がいます。
あがるというのは、交感神経が高ぶった状態のこと。
人は外界から刺激を受けると「島皮質」という部分で感じ取り「偏桃体」へ送られて、刺激が快か不快か判断します。その刺激のシグナルは自律神経を司る視床下部へと送られるのですが、不快と判断した刺激が交感神経を高めます。
HSP(ハイリーセンシティブパーソン)な人は、あがりやすい人が多いといいますが、HSPの脳の働き方として、島皮質と偏桃体の活動が活発であり、それがあがりやすさの原因ともなっているようです。
その対策としては、
1.島皮質の活動を鎮める。
2.偏桃体を鎮める。
3.交感神経を鎮める あるいは社交友好モード(腹側迷走神経)を高める。
ことがポイント。
詳しいメカニズムはプログラム内の動画をみるといいでしょう。
社交不安障害(SAD)は不安障害という一種で、パニック障害とも類似しています。
不安障害は交感神経が優位な状態で、さらに交感神経が強まったのがパニック障害といった感じでしょう。そのため取り組みはパニック障害の場合と同じだと思っていいでしょう。
Step1,Holitic Healingで交感神経をリセット
「Holitic Healing」でまずは交感神経を鎮めていくと、緊張感、不安感が瞬時にかなり緩みます。そして、神経伝達物質の流れも正常化されて抗不安薬の副作用も抑えられていくので、かなり薬の離脱症状のきつさが抑えられていき薬の服用も止めやすくなります。
Step2.偏桃体を鎮める
Holistic Healingのみではまだ偏桃体は膨張したままの状態。そのため、扁桃体を鎮めていく取り組みをします。(これは継続していく必要がある)。これには「社交友好モード(副交感神経)」を優位にしていく取り組みをしていくといいでしょう。流れ的には「呼吸法」「ストレッチ」をメインでやっていきました。また、緊張をほぐすため、アロマを使って湯舟に浸かるとかなりリラックスします。
Step3.島皮質を鍛える
島皮質を強化するには「マインドフルネス」、「有酸素運動」との組み合わせが有効。
とにかく、
「Hoistic Healingを行う」→自律神経を整える
「呼吸法」「ストレッチ」→偏桃体を鎮める
「マインドフルネス」「有酸素運動」→島皮質を成長させる
これで、かなり緊張はやわらいできます。
1年もやると呼吸をスーと吐くだけでかなりリラックスしますし、会食恐怖、対人恐怖もかなり軽減しました。
Step4.トランスビートで自己暗示
緊張、あがりの仕上げとして「自信を高めること」。
それには「Hoistic Healing」と「トランスビート」の組み合わせは潜在意識に浸透してくる感じがして脳に強力に響いてきます。何か得体のしれない自信が湧いてきて、会議、会食前に実践すると不思議と今まであった不安、恐れもおじけることなくなりました。
Step5.口をとにかく動かす。
「あがり症」の人は口下手な人が多いのも特徴。
口下手を治すには、まず口を動かすことです。
人と話すのが難しい場合は、一人で話す練習をするのがよいです。
まず、思いつたのがお経を読むことでした。
お経を読むんで見るとわかると思いますが、結構最初は難しいです。
これは口を動かすことに効果的だと思い、暗記するほど練習を積み重ねていきました。
また、ブレインアシストにありますが「早音読」もとてもいいでしょう。
頭の回転もかなり見違えるほどよくなり、言葉もすらすらでてくるようになりました。
Step6.人と話すようにする
話し方が上達してくるようになると、かなり自信もついてくるようになります。
そうすると人と積極的に話していこうと自信もついてきます。
自分が向上してるなーと実感していけるようになると占めたもの。
少々傷ついたって大丈夫と思えるようになり、停滞しきっていた人生も前に進んでいけている実感があります。
以上、私の様々なセラピー体験と実践方法をまとめました。
「Holistic Healing」一つだけで、これはもう強力なヒーリング効果があり、人生そのものを変えてくれるものです。巷にあるようなヒーリングはどれもどっこいどっこいで、どれも対症療法がいいところです。催眠療法でも催眠療法士の腕しだいとか言われますが、メソッドがかなり異なっており知名度というものはあてにならないということを知るきっかけになりました。
まだまだ向上させる余地は残されているので、もっと様々なことにチャレンジしていきたいと思います。
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