大神司セラピーでパニック障害 ~広場恐怖症の克服~

不安障害克服
Image taken inside a shopping mall. There are lots of people walking around going to stores, buying things and consuming food and beverages. There are two floors with shops and boutiques. The ceiling is glass. The architecture is very modern and new and the general feel of the images is bright, clean, safe and positive.


執筆者:まさや

恐怖にとびこむ勇気を持つ

大神司先生のセラピーで
パニック障害を克服したまさやです。

パニック障害に付随するのが、「広場恐怖症」です。
「Holistic Healing」で自律神経が整ってくると不安も軽減しますが、やはり外に一人ででるのは不安がつきまといます。ここは、心理テクニック(暴露療法、逆説的志向法)を利用しながら徐々に外に一人で出かけることに慣れていくことが有効になってきます。

「Holistic Healing」や呼吸法などで精神状態が安定しモチベーションが高まってきたら、積極的に外にでる練習をしていきましょう。

パニック障害のある人は、めまい、息切れといったパニック感覚に襲われることを恐れているので、どうしても逃げたくなるところですが、勇気をもっていきましょう。
逃げているばかりだと、本当の克服にはなりません。

広場恐怖をもたらす状況を回避することで生じる問題

  • 回避してしまうことにより自分が恐れている状況は本当は完全に安全なものだという事実を知ることが出来なくなります。
  • 回避行動を取り続けると、今後同様の場面に直面した時にも回避行動をとってしまい回避しなくても大丈夫なのにそのことを知ることが出来なくなります。
  • その結果「以前は出来ていたのになんで今はダメなんだ」と苛立ちや自分に対して情けないという気持ちになり自信がなくなってします。
  • 回避行動を取ると一時的に不安、恐怖の軽減になりますが長い目で見ると苦手な場所への克服にはなりません。

自分が苦手としている状況や場面、場所について特定

まずは、「不安階層表」を作成します。

自分が苦手としている状況や場面、
場所について特定し苦手な順に順位をつけましょう。

このとき、だれかと一緒だと不安が軽減されるか、苦手な場所(乗りもの内、ショッピング内)など考慮してランクづけしていくといいでしょう。

苦手な場所の順位の低いところから曝露療法を実施していき、そこに行っても安全確保行動(すぐに逃れる場所をあらかじめ探す、頓服をすぐ飲めるように準備しておく等)を取らなくても過ごせるようになったら次にステップアップしましょう。

不安階層表の例

No 具体例 SUD
誰かと家にいる
近所を歩く(付き添いで) 10

駅まで歩く(付き添いで)

20
一人で家にいる 30
近所を歩く(一人で) 40
駅まで歩く(一人で) 50
電車に乗る(付き添いで) 60
電車に乗る(一人で) 70
旅行する(付き添いで) 80
旅行する(一人で) 90
10 ジョギングする 100

外にでるとき行うといいこと

・逆説的志向法を利用する
外にでるときに不安、恐怖を感じる場合は、「逆説的志向法」を利用し恐怖感をさげるといいでしょう。
「パニック発作が起こらないかな。どんどん起こしてみせるぞ!」
と言い聞かせながら外にでます。

呼吸法でリラックス
電車内などで緊張する場合は「呼吸法」を行うとリラックスできて気分が落ち着きます。
また、サシェ(匂い袋)やアロマオイルをハンカチにしみ込ませて匂いを嗅ぐのも効果的です。

持ち歩くといいもの

外にでるとき、気分を落ち着かせるものを持参するのもいいでしょう。
ただし、いつまでも持っていると克服にはならないので、慣れてきたらだんだんなくしていきましょう。

アロマ(サシェ、アロマオイル)で気分を落ち着かせるアイテム
頓服と水
パニックが起こったときの対処メモ
 (パニックが起こって人の手助けが必要になったとき用のメモ)

繰り返し、経験をつみ「だいじょうぶ」と暗示をかける

暴露療法による広場恐怖症の克服は、苦手な場所にいても「大丈夫だ」と自己暗示をかけていくことです。
その自己暗示も、何度も経験し繰り返し慣らしていくことが大切です。
実際、私も苦手とする場所に行って大丈夫だと自覚するまで時間を要しました。

やはり自分自身が「丈夫、ここに居ても何も起こらないと自覚することが広場恐怖の軽減に繋がると思います。症状の経過から回復を感じ、徐々に一人で行ける回数が増えるようになると症状の軽減や自信もついて来て回復を実感出来ると思います。

また曝露療法を実施する上で自身が「治したい」「苦手とする場所に行ったり苦手な活動を克服したい」と気持ちを強く持つことが大事です。失敗に終わっても「良くならない」「自分には無理だ」と反省せずに、「今日は経験値がアップしたぞ」と前向きに取り組みましょう。

そうした思考法を身に着けていくことで、メンタル的にも強くなっていき人間的にも成長していけるようになりますよ!

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